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愛媛の学生地酒PRグループ、25年長期熟成秘蔵酒「才媛ノ誉」を限定発売

八木酒造部社長の八木伸樹さん(中央)、「SakeEx」の濱村駿介さん(右)と北尾友二さん(左)

八木酒造部社長の八木伸樹さん(中央)、「SakeEx」の濱村駿介さん(右)と北尾友二さん(左)

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 学生地酒PRグループ「SakeEx」が3月15日、愛媛県の伝統産業である砥部(とべ)焼と地酒のコラボ商品「才媛ノ誉」をクラウドファンディング限定で発売した。

2人の大学生が仕掛ける至高の25年秘蔵酒プロジェクト「才媛ノ誉」

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 商品を企画したSakeExは、2018年に愛媛の大学生2人が結成した地酒PRグループ。愛媛の地酒の魅力をPRするだけでなく、地酒を含めた日本の伝統産業の大きな可能性を世界に発信していきたいとの思いで活動を始めたという。

 「才媛ノ誉」は、1831年に今治市で創業した「八木酒造部」が伝統的な方法を用いて醸造した、25年熟成の純米酒。容器には、1882年に創業した砥部焼の窯元「梅山窯」が職人の手仕事で作り上げたオリジナルボトルを使っている。

 商品名「才媛ノ誉」の由来は、文学に優れた女性をたたえる「才媛」という言葉。愛媛県は俳人、正岡子規や高浜虚子などの出身地であり、夏目漱石の小説「坊ちゃん」や、司馬遼太郎の「坂の上の雲」など数々の名作の舞台ともなったことから、県のイメージになぞらえて名付けたという。

 SakeExの濱村駿介さんは「このプロジェクトを知って、商品や僕たちの活動に興味を持ってもらいたい。そして、実際にお酒を味わい、砥部焼に触れてもらうことで、伝統産業が抱える課題に対して一緒に考え、行動する仲間になってほしい」と話す。

 今回のクラウドファンディングと同時に、会員制サイト「Queen's SAKE」の先行会員登録も開始。愛媛県内の酒蔵が限定生産する日本酒を購入できる。

 クラウドファンディングサイトはMakuake。支援額は1万4,000円~。受け付けは5月30日まで。

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