暮らす・働く 学ぶ・知る

松山市駅前にコワーキング併設のレンタルオフィス 新しい働き方の拠点に

2019年9月初旬にオープンする「マツヤマンスペース・レンタルオフィス(仮称)」イメージ

2019年9月初旬にオープンする「マツヤマンスペース・レンタルオフィス(仮称)」イメージ

  • 29

  •  

 松山市駅前に2019年9月、レンタルオフィス「マツヤマンスペース・レンタルオフィス(仮称)」(湊町5)がオープンする。

[広告]

 同施設は、松山市駅北口から徒歩30秒(約50メートル)の距離。広さは50坪で、個室11室と、4人程度の打ち合せに対応するミーティングルーム2室、松山市駅に面した南窓にコワーキングエリア(10席)と2組のソファ席などを設ける。

 利用者は、同施設のほか、徒歩1分(約70メートル)の距離にあるコワーキングスペース「マツヤマンスペース」も、同施設の料金内で利用することができる。「マツヤマンスペース」は、2フロア(40坪)に約46席のコワーキングエリアを設けるほか、10人前後で利用可能なセミナールームや40人規模に対応可能なイベントスペースなどを備える。

 同施設を運営する稲見益輔さんは、松山市の中心部に従来の賃貸オフィスとは異なる新しい働き方や事業のありかたを実現できる拠点を作りたいと考え、オープンを決めたという。

 稲見さんは「松山市の中心部にオフィスを持ちたい、という需要は多いが、賃貸契約の際に必要な敷金・礼金・保証金や内装費、光熱費、備品購入費用などの負担を考えると、起業したばかりの人や、一人で事業を運営している人にとってはハードルが高い。順調に事業が成長して、開設から間もない時期にオフィスが手狭になり、多額の費用をかけて整備した事務所を手放して再度の投資を考えなければいけなくなるのも大きな負担」と話す。

 「新しくオープンするレンタルオフィスは、初期費用0円で即日からの利用も可能。事業が成長して従業員が増える場合にも、最初の段階や少人数の増員であれば、在宅ワークや、コワーキングエリアの利用などを組み合わせてフレキシブルに対応することができる。」とも。

 「利用者間で設備や空間をシェアするだけでなく、多様な専門性を持つ利用者の間でナレッジシェアが進み、新しい働き方や、コラボレーションによるプロジェクトなどが生まれるきっかけになれば」と期待を寄せる。

 同施設では現在、利用に関する問い合わせを受け付けている。8月には見学会を開催する予定で、9月初旬のオープンを目指す。

  • はてなブックマークに追加

松山経済新聞VOTE

どのようなジャンルの記事に興味がありますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース