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来年4月松山で「A COMMON BEAT」四国初上演 出演者募集、体験会も

11月に松山市内で行われた「A COMMON BEAT」体験会の様子

11月に松山市内で行われた「A COMMON BEAT」体験会の様子

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 四国初開催となる体感型ミュージカルプロジェクト「A COMMON BEAT(ア コモン ビート)」が、出演者を募集中。12月に松山市内で、6回の体験会を開催する。

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 上演は松山市民会館(松山市堀之内)で、2020年4月18・19日の2日間を予定。100人の出演者と100日間で創り上げる「体感型ミュージカル」で、「やりたい気持ちさえあれば」18歳以上の誰にでも参加資格があり、年齢や性別、職業、国籍もさまざまな「仲間」を募る。

 作品のテーマは「異文化理解の大切さ」。4つの大陸に住む人々が互いの存在に興味を持ち、ぶつかり合いながら共通の鼓動「A COMMON BEAT」を見つけ出すというストーリーは、出演者自身が互いの多様性を受け入れ、認め合いながら舞台に立つまで一緒に過ごすという一連の体験と重なる部分も多い。

 主催は「表現活動によって、自分らしく・たくましく生きる個人を増やし、多様な価値観を認め合える社会の実現を目指す」NPO法人コモンビート。今回のミュージカルは、2004(平成16)年の設立当初から日本全国で開催しているメインプロジェクトで、過去には91歳の出演者や、親子、祖母と孫、きょうだいで出演した例もある。総上演数は155回、延べ5700人が参加し、約20万人の観客を動員している(2019年1月末時点)。

 代表の安達亮さんは「多種多様な100大陸が集まるようなもの。参加することで多くの出会いがあり、全国に同じ歌を歌える仲間ができて、人生をより豊かにするチャンスにもなる。お子さま連れでも大丈夫。窮屈な毎日のリフレッシュがてら、ぜひ気軽に体験に来てほしい」と呼び掛ける。

 体験会では、レッスンの一部を体験する。大きい声を出し、体を動かして自分を解放したり、チームビルディングゲームや異文化交流のアクティビティを行うことも。体験会に参加した松山市在住の30代女性は「歌もダンスも未経験。それでも自分の殻を破って表現する楽しさを実感した。新しい自分と出合ったような感覚」と笑顔で話した。

 現在、松山市内で12月中に6回の体験会開催を予定しており、その場でミュージカル出演の参加申し込みも可能。それ以降はウェブで申し込みを受け付け、定員に達した時点で締切となる。ミュージカル参加費は4万3,000円。練習は来2020年1月に開始し、土曜・日曜・祝日が対象。10時~17時。

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