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松山・三津の「茶舗デ・ラ・ムジカ」がリニューアル 「占いチャイ」スタンドと駄菓子スペースも

リニューアルオープンした三津の地球直売所「茶舗・デ・ラ・ムジカ」を訪れる子どもたち

リニューアルオープンした三津の地球直売所「茶舗・デ・ラ・ムジカ」を訪れる子どもたち

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 店主が旅先で集めた世界の雑貨を販売する松山・三津の雑貨店「地球直売所/茶舗 dlamusica(チャポ・デ・ラ・ムジカ)」(松山市三津2)が3月3日、リニューアルオープンした。

三津の地球直売所「茶舗・デ・ラ・ムジカ」店内に新しく設置された駄菓子スペース

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 道路に面した窓際に「占い付きチャイ」の販売カウンターを設けたほか、地域の子どもたちからの熱い要望を受けて駄菓子スペースも設置。多くの小学生らでにぎわっている。

 地域の子どもたちの「近所の駄菓子屋が全部無くなってピンチなんです。駄菓子屋をやってください」「2日が遠足だから1日に開けてほしい」という熱いリクエストに応え、リニューアル2日前の3月1日に駄菓子スペースをオープンした店主のキャンベルさん。「小学生の『買いに来ます』は信頼できる。初日には西から東から、町中の子どもたちが走ってやって来てくれた」と笑顔を見せる。

 キャンベルさんは今治市の出身。2013(平成25)年に「メキシコのグアナファト、トルコのカッパドキアと、ナスカの地上絵を自分の目で見てみたい」と世界旅行に出発。行く先々で出会った人たちと交流を深め、一緒に行動したり、お薦めの場所を教えてもらったりしながら、3年の歳月をかけて当初の目的を達成した。

 2015(平成27)年、母親の病気が悪化したことと、「旅の目的が分からなくなってきた」と感じ始めたことをきっかけに帰国。母を看取った後、知人の紹介をつてに三津へ移住し、2017(平成29)年12月に雑貨店を開いた。

 「旅人には伝える義務がある」と話すキャンベルさん。2018(平成30)年には半年にわたって愛媛新聞のコラム「四季録」に、これまでの旅の経験や出会いをつづったエッセーを寄せたほか、依頼を受けてさまざまな媒体で執筆活動を行っている。

 「駄菓子スペースを設けて一番変わったのは、子どもたちが店内の物に興味を持つようになったこと」と話すキャンベルさん。「これまでも店には毎日のようにたくさんの子どもがやってきて勝手に遊んでいたが、駄菓子スペースで買い物をするようになったのをきっかけに、子どもたちの、店との関わり方や見方が変わったと感じている」と話す。

 「店内に置いた世界の雑貨や旅先で知り合った人の本、額に入れて飾っている各国のコインや紙幣などに興味を持って『あれどこのお金?』などと質問してくれることが増えた。自分がこれまで訪れた国々や人との出会いを通じて感じたことなどについて、店に来る子どもたちと話せるようになったことはとてもうれしい」とも。

 駄菓子は10円~。占い付きチャイは、「辻占(つじうら)おみくじ」または「店主によるミニタロット占い」にドリンクが付くセットで、仁淀川源流で摘んだ茶葉を煮出して作る「煎茶イ(せんちゃい)」(550円)、春限定の「イチゴチャイ」(600円)のほか、「番茶イ」「ジャスミンチャイ」なども用意する。季節によって新メニューを用意するほか、希望者には本格的なタロット占い(3,000円)も行う。

 「昔、世界を旅しているころに、母からふと『目の前の景色を変える行動力にリスペクト』というメールを受け取ったことがあった。私は今、あのころより、自分の身の丈に合った力で景色を変えようとしているかもしれない」と母の思い出を語るキャンベルさん。

 「今後も、さまざまな縁で知り合った知人友人が開くワークショップや、昨年6月に始めた1時間ワンコイン(500円)の刺しゅう教室など、店のスペースを使って『新しい世界を開くような』イベントを続けていきたい。今年は中学生のころから続けている洋裁にも注力して、洋服の販売も本格的に始めている。ロゴマークも作ったので、お楽しみに」と笑顔を見せる。

 営業時間は金曜の14時~17時と土曜・日曜・祝日の10時~17時。

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