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松山で日台交流事業 オンラインツアーや料理・語学教室通じて台湾の魅力伝える

台湾の友人から贈られたメッセージ入りのマスクを付ける相原さんと、手作り風車

台湾の友人から贈られたメッセージ入りのマスクを付ける相原さんと、手作り風車

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 松山で12月26日、台湾との交流事業に取り組んでいるMeg Company(松山市久米窪田町)代表の相原恵さんが正念寺(神田町7)で「台湾に手づくり風車を送るワークショップ」を開催する。

ワークショップで作る風車。松山・三津にある正念寺の本堂にも飾られている。

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 「きっかけは台湾の友人が、日台友好のメッセージがプリントされたマスクを贈ってくれたこと」と相原さん。「大好きな台湾の人たちに日本ならではの心を込めたお返しがしたいと、和柄の色紙で作ったカラフルで繊細な風車をみんなで手作りして贈るための活動を始めた」と話す。

 「今の子どもたちは、店で売られている既製品しか知らない子が多い。一見複雑な風車を作る体験を通じて、自分の手で何でも作れると知るきっかけにもなれば」と話す。

 台湾と出合ったきかっけは、現地の日本人学校で教諭を務める友人の誘いだった。就労ビザを取得して、台湾のインターナショナルスクールで日本語教師として働きながら生活する中で台湾の人たちの魅力に接し、日本と台湾の架け橋になりたいと思うようになったという。

 「台湾の人たちは日本が大好きで、とても大切に思ってくれている」と相原さん。「2011年の東日本大震災で、台湾から日本に贈られた義援金は政府機関と民間合わせ約264億円と世界最多だった。温かい支援は世界各国から寄せられたが、台湾の人口や国の規模を考えると途方もない金額」とも。

 働きながら現地の人と交流する中で、台湾と日本のつながりや歴史についても勉強したという。日本では、テレビでも学校の授業でも台湾の人たちが日本に寄せる気持ちに触れる機会が少ないことを残念に感じ、日本の人に台湾の魅力を伝える活動がしたいと思うようになりった相原さん。2020年7月、日台交流を目指して会社を立ち上げ、本格的な活動を始めた。

 コロナ禍の現在は、オンラインでの交流や料理教室、語学教室、翻訳などのほか、台湾茶の輸入や買い物代行などの事業を展開。「台湾のカップ麺を食べながら現地の人とおしゃべりを楽しむ」「オンライン中継で台湾の山登りを楽しむ」「台湾のお茶屋さんで買い物する」などのオンラインイベントのほか、台湾風水ギョウザ、魯肉飯(ルーローファン)などの台湾料理教室も好評を得ている。動画配信にも積極的に取り組んでおり、活動の様子を2カ国語でユーチューブに投稿している。

 相原さんは「台湾で暮らしていたとき、バスが遅れて困っていたら、通りすがりの女性がバイクの後ろに乗せて目的地まで連れて行ってくれたことがあった。コンビニでコピー機が使えず困っていたときには、店員さんが『自分のスマホで印刷してあげる』と助けてくれたこともある」と笑顔を見せる。

 「今の日本にはおせっかいや見知らぬ人への親切をしづらい風潮があって、人とつながりにくい国になっていると感じている」と相原さん。「台湾の人は絆やつながりをとても大切にする。細かいルールや体裁を気にせず、優しいおせっかいを焼いてくれる国民性には、昔の日本のような温かさを感じる」とも。

 「さまざまな活動を通じて台湾の魅力や雰囲気を伝え、日本と台湾の歴史について学ぶことで、互いの良さを自然に取り入れていくことができれば」と意欲を見せる。

 開催時間は14時~17時。参加費は300円(子ども無料)。定員に達し次第、応募を締め切る。

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