聖カタリナ女子高の学園祭で復興支援企画-即売会通じ支援金送る

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 聖カタリナ女子高等学校(松山市永代町)の学園祭で行われた「東日本大震災復興支援即売会」を皮切りに、愛媛県内の高校・専門学校の学祭や文化祭で復興支援活動が広がっている

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 聖カタリナ女子高等学校は11月3日の「第44回カタリナ学園祭」で行った復興支援即売会での売り上げの全額を義援金として被災地に送った。即売会では、「たまげ大福だっちゃ」「義援金付きスイーツ」「希望の缶詰~金華さばみそ煮~」の3点を販売。

 「たまげ大福だっちゃ」は、宮城県女川町にある女川高校の生徒が石巻市の大沼製菓と「笑顔・幸せ・楽しくなれる」をコンセプトに開発したミニ大福セット。「義援金付きスイーツ」は、聖カタリナ女子高校の生徒が毎年9月に収穫するサツマイモを使い、地元洋菓子店「ケーキ工房あるもに」と共同開発したスイーツ。「希望の缶詰~金華さばみそ煮~」は石巻の木の屋石巻水産の商品で、津波の後、がれきや泥に埋もれていた缶詰を掘り起こした発掘缶で、救援物資が届くまでの間、食料として多くの人が食べていたという。

 「希望の缶詰~金華さばみそ煮~」は八幡浜高等学校、大洲農業高等学校の農業祭などで販売するほか、山本学園は県内で初めて実施した聖カタリナ女子高校の思いを引き継ぐ形でのチャリティーイベントを計画している。

 山本学園進路指導室の担当者は「高校の文化祭を中心に東日本の復興支援活動が広がっている。愛媛の学校だけではなくバトンリレーのように四国、西日本全体で広げていきたい」と話す。

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