NHK松山放送局（松山市堀之内）が4月から、オール愛媛ロケの地域ドラマ「くたばれ坊っちゃん」の撮影を始める。

脚本は連続ドラマ「電車男」などを手掛けた武藤将吾さん。同局開局75周年を記念し制作する同ドラマ。夏目漱石没後100年に合わせ、松山ゆかりの作品「坊っちゃん」を題材にしている。

あらすじは、10年ぶりに生まれ故郷の松山に戻ってきた矢崎純平（勝地涼さん）は、小説「坊っちゃん」の中で坊っちゃんに成敗された赤シャツの孫として、幼いころから白い目で見られ続けたこの街を恨んでいた。実家へと向かう路面電車の中で因縁をつけてきた一人の老人（山崎努さん）は「かつて縦横無尽に暴れた坊っちゃんではないか」と宿命を感じずにはいられない純平は、老人の横暴な態度に怒りを募らせていく。純平と「坊っちゃん」は道後温泉本館の改修工事をきっかけとした町おこしの大きな渦へと巻き込まれていく。

　同ドラマの放送はBSプレミアムで6月22日（22時～）を予定する。