宮脇書店、店内に親子向けイートインスペース開設-対象特化で差別化

子ども達が自由に遊べる広いスペース

子ども達が自由に遊べる広いスペース

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 松山市郊外、リバーサイド内の宮脇書店(伊予郡砥部町拾町、TEL 089-956-8081)は2月20日、店内の一角に「どんぐり王国」をオープンした。

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 「どんぐり王国」は子どもやその親たちがゆっくりと集えるスペース。45坪のイートインスペースと35坪の子どもたちが遊べるスペースで構成される。

 「IT化が進み、書店を運営していくのは大変厳しい。大型書店も増え、中小型の店舗はさらに厳しい状況になっている。こうした状況の中で、中小は何か専門的な分野に特化することが必要なのではと考え、『どんぐり王国』を考えた」と同社社長の有澤英司さん。

 同店は、遊園地「こどもの城」(西野町)や「とべ動物園」(伊予郡砥部町上原町)なども近いことから、利用客はファミリー層が多い。こうした立地を踏まえて同店は、子ども向けの本に特化し、親子がゆっくりくつろげるスペースを開設した。

 毎週土曜には「読み聞かせイベント」も開催している。初回には、子ども約50人と大人約100人が訪れた。同スペースは本の読み聞かせ以外にも、劇や演奏会などにも利用できる。

 イートインスペースでは、有澤社長自ら試行錯誤の末に、完成させたという「米粉ドーナツ」(100円)も提供する。使用している米粉は100パーセント国内産で、味はその日によって異なり、十数種類を用意するという。

 営業時間は10時~21時。同コーナーの利用は無料。

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