愛媛銀行新支店を壁面緑化-県内金融機関初、空調省エネ化など狙う

メンテナンスも簡単で、緑を使用しているので、環境や健康にも良い

メンテナンスも簡単で、緑を使用しているので、環境や健康にも良い

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 愛媛銀行(本店=松山市勝山町)は3月18日、松山市南東部の住宅地である来住町に「来住支店」(来住町、TEL 089-958-2800)を新築オープンした。建物は鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約152坪。ATM2台を備え、33台分の駐車場を用意する。

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 同支店は、愛媛県内の金融機関としては初めて壁面緑化を行ったのが特徴。店舗の北面・東面に緑化用タイルを設置し、植栽も行った。壁面緑化面積は2面計23.6平方メートル。

 壁面緑化は、舗装・土木業を営む「愛亀」(南江戸2)が手掛けた。近江窯業(滋賀県甲賀市)が昨年開発した特殊な外壁材で「植栽断熱発泡陶板『GIFT(ギフト)』」を利用したものであり、平成20年度松山太陽エネルギー活用ビジネス創出支援事業にも認定されている。

「植栽植物にはスナゴケを採用しており、自動かん水装置も取り付けている。メンテナンスも楽にでき、断熱機能などにも優れているので、今後利用が広がっていくのでは」と愛亀担当者の白形久嗣さん。

 壁面緑化により、ヒートアイランド現象の緩和による地球温暖化防止への貢献、CO2の吸収効果、建物内温度低減による空調の省エネ化などを見込む。

 同支店長の森岡潤さんも「当行では、毎週水曜日の朝8:00から約20分間、全店一斉でまちの清掃活動を実施する等、環境保全活動に積極的に取り組んでいる。今回の設置をきっかけに、銀行を利用するお客様にも環境保全を呼び掛けるきっかけになれば」」と、壁面緑化の効果に期待を寄せる。

 同支店開設により、同行の店舗数は101店舗になった。

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