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「松山まつり」開催迫る 本場の野球拳踊りも披露

昨年の「松山まつり」の様子

昨年の「松山まつり」の様子

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 大街道千舟町会場(松山市千舟町)で8月10日~12日、「第53回松山まつり」が開催される。

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 松山まつりは、野球サンバ・野球拳踊りを中心にした県内最大級の夏祭り。徳島の阿波おどりや高知のよさこい祭りに続く、踊りを中心にした四国の祭りとして1966(昭和41)年に誕生した。当初は能の舞をヒントに考案された鼓踊りを採用していたが、1970(昭和45)年の第5回から宴会芸の定番として知られる「野球拳おどり」に変更。松山市制百周年記念の1989年からはサンバ調の「野球サンバ」も加わり、サンバや民謡、ロック調などの曲に合わせ、各踊りのグループ(連)が会場を練り歩く。

 見どころはオリジナルの衣装や振り付けで、毎夜審査も行われるため優勝を懸けた迫力のある戦いを見ることもできる。一方、野球拳おどり「無審査の部」や中学生以下の踊り手が中心の「ちるど連」など、審査に関係なく参加できる連もある。

 連に所属していなくても開催当日に参加できる「まつやま市民参加連」がある。参加希望者は8月10日・11日の17時に松山市民会館に集合する。両日先着80人にはオリジナルTシャツを進呈。連の先導はご当地アイドルが務める。

 野球拳は1924(大正13年)、松山の実業団野球チームが遠征の出し物として即興で披露し、その後全国的に広まったという経緯があり、松山は野球拳発祥の地といわれている。本場の野球拳が見られる同まつりには、昨年76団体・約5800人が参加し、約30万人の観客が会場に足を運んだ。今年は74団体が参加を予定する。

 開催時間は17時~21時。

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