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松山のプリザーブドフラワー専門ショップ「ヴィオリーネ」が20周年

「アート・ミュージアムのような雰囲気を心掛けている」というヴィオリーネ店内で、オーナーの植田さん

「アート・ミュージアムのような雰囲気を心掛けている」というヴィオリーネ店内で、オーナーの植田さん

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 松山のプリザーブドフラワー専門ショップ「ヴィオリーネ」(松山市清水町3、TEL 089-911-4121)が20周年を迎える。

鮮やかな生花のような色合いのアレンジメント

 「生花を特殊加工して永く美しさを保つプリザーブドフラワーはポピュラーな存在になっているが、多彩なデザインと豊かなボリューム感でお客さまに喜んでいただいている」と話すのはオーナーの植田章子さん。店内には、さまざまな色調やスタイルの商品が並び、1,000円台からの手頃なアレンジメントのほか、服飾、雑貨などもそろえる。

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 「旅行先のフランスでプリザーブドフラワーを初めて見た叔母が『面白いものがある』と教えてくれたのが、最初の出合いだった」と植田さん。それまでも華道やフラワーアレンジメントに親しんでいたが、生花ともドライフラワーとも異なるプリザーブドフラワーの面白さに魅了されたという。

 プリザーブドフラワーは生花の色素や水分を抜いた後に特殊な保存液を吸収させ、乾燥させて作る花。

 植田さんは「生花は時間がたつにつれて、枯れたり、太陽の方へ向かって伸びたりして形を変えていく。その変化が生花の大きな魅力でもあるが、自分には長く変わらない色や形を保ち、イメージ通りに作り込むことができるプリザーブドフラワーのクラフト的な要素が合っていた」と話す。

 創生期からプリザーブドフラワーのアレンジメントを学び、日本プリザーブドフラワー協会が設立された2000(平成12)年には既に、松山で中四国初のスクールとアトリエを開いていた植田さん。指導者から一転、店を開いたきっかけは、東京でプリザーブドフラワーの専門誌などを手掛ける出版社の編集長の言葉だったという。

 「雑誌では何度も紹介してもらったが、編集長と個人的な面識はなかった」と植田さん。「ある日突然、編集長が自宅にやって来て『あなたは10年、20年後もプリザーブドフラワーを続けたいか?それならスクールではなく、店をやりなさい』と言われ、『分かりました!』と、すぐに今の店を開いた。理屈ではなく、訳の分からないことが多い人生。その流れでここまで来た」と笑顔を見せる。

 「花仲間からは『お花の多重人格者』と呼ばれている」という植田さんのスタイルは多彩。「モダンからナチュラル、エレガントまで、全ての要望に対応できる品ぞろえを意識している。どんなスタイルのアレンジも作れるのは、プリザーブドフラワーの強みの一つ。最近は落ち着いた色合いのアンティーク調やシャビー調のものが人気」とも。

 店名の「ヴィオリーネ」はドイツ語でバイオリンの意味。バイオリニストとして地元交響楽団でも活躍しており、仕事の合間には店内に置いたピアノで演奏を楽しむこともあるという。

 「簡単な手入れで、生花が持つ自然な風合いを楽しめるのがプリザーブドフラワーの最大の魅力。贈られた人も長く美しさを楽しめるので、母の日や誕生日、敬老の日など記念日の贈り物や、日常のインテリア、自分へのプレゼントなどとして手に取ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時から18時(土曜・日曜は13時~)。水曜定休。

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