松山銘菓「タルト」の老舗店が洋菓子リニューアル-原料卵に「アローカナ」

まろやかな風味としっとり感がプラス―「六時屋」洋菓子全品アローカナ卵使用

まろやかな風味としっとり感がプラス―「六時屋」洋菓子全品アローカナ卵使用

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 松山の和菓子メーカー「六時屋」(松山市勝山町2、TEL 089-941-6666)は11月1日より、販売する全ての洋菓子をアローカナの卵を使いリニューアルした。

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 愛媛県の銘菓「タルト」を主力商品として製造・販売する同社は、創業70周年を記念して2002年、別名「幸せの青い卵」とも呼ばれるアローカナの卵を使用した「超特選タルト70」(1本2,100円)を発表、昨年10月よりタルトに「ヨード卵・光」を採用している。「創業者の『産卵からタルトまで』『銘菓は原料を選ぶ』という意志を受け継ぎ、無添加で質の良いものをお客さまに提供することで他社との差別化を図ってきた」(同社の村瀬聡一郎社長)

 今回、約100種ある洋菓子すべてに「超特選タルト70」の原料卵と同じものを使用することになるが、「従来使っていた卵に比べ、アローカナの卵は価格が3倍近くするが価格は据え置いた」と村瀬社長。商品は、「ビスキーロール」(1本1,260円)、「フレーズトルテ」(263円)、「チョコレートモンブラン」(294円)など。

 「創業以来、伝統を受け継いだ手作りのタルトを主に作ってきたが、洋菓子の部門では変化する時代に対応した遊び心のある商品を提供できると思っている。舌触りが滑らかで、きめ細やかな甘さになってリニューアルした洋菓子にも当社の姿勢を貫いたこだわりを感じてもらえれば」とも。

 洋菓子は本店(同上)でのみで取り扱う。営業時間は9時~20時。

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