松山市北条ふるさと館(松山市河野別府)で11月23日、「犬と猫のセミナー」が開催される。
今回初開催となる同セミナーのコンセプトは「情報不足による飼い主の不安をなくし動物の不幸をなくすこと」。日本では犬は家族の一員になりつつあるが、現状は犬のそのものことや犬の目線を知ることは重要視されていない。今回は「犬ってどう見てるの?どう考えてるの?~動物に優しい国、イギリスの犬文化を交えて~」をテーマに、飼い犬が普段取っている行動や、その時の心理について伝える。
講師は、犬の心の声を聴く専門家であるドッグビヘイビアリストの下村拓哉さんと愛媛で初めてセラピードッグ・レスキュードッグの育成を始めた田坂博志さん。下村さんは「イギリスと日本の犬に対する考え方の違い」を、田坂さんは「飼い主さんのそばに居たくなる犬の心理」をテーマに、それぞれ講演を行う。講演後は日常で困っていることについてディスカッションを予定。
主催する「松山ほうじょう動物クリニック」の三好副院長は「犬のことを知る機会が日本にないのは、飼い主の責任だけではなく、専門家からの情報提供不足だったことも原因の一つ。年に数回開くことで、飼い主に情報を発信していきたい」と話す。「今回は行動面などトレーニングに特化したセミナーだが、今後は医療面についても取り上げていければ」とも。
開催時間は13時30分~16時30分。参加費は3,000円で、定員は50人。問合せは「松山ほうじょう動物クリニック」(TEL 089-993-3411)まで。