松山の温泉施設「たかのこ温泉」、新施設で復活-源泉掛け流しも

オープンした「たかのこの湯」外観

オープンした「たかのこの湯」外観

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 松山・鷹子町に11月11日、「たかのこの湯」(松山市鷹子町、TEL 089-997-7777)と「たかのこのホテル」(同、TEL 089-960-1588)がオープンした。

建物外に開設した足湯

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 同温泉は1200年ほど前に弘法大師が真言宗教化のため浄土時に長期滞在した際に自然噴出したところを発見したことが始まりとされている。施設は2007年に閉館した「たかのこ温泉」跡地に建設された。経営は媛彦温泉。

 温泉施設「たかのこの湯」の屋根は「長寿の象徴」とされるアワビをモチーフにした。新設にあたって、従来の源泉に加えて新源泉を地下約1200メートルで掘り当てた。新源泉の泉温は約47度で、従来の泉温32度に比べて15度ほど高くなっている。源泉掛け流しで、泉質は単純アルカリ性泉。神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があるとされる。浴場には、露天風呂、電気風呂、歩行浴、うたせ湯などさまざまなお風呂を完備。施設内には食堂のほかリラクセーションスペースも用意。建物外に開設した足湯にも新源泉を利用する。

 宿泊施設「たかのこホテル」は、シングル、ツイン、ダブル、和室、デラックスツイン、エグゼクティブツインの6タイプ全88室。ホテル内にはバイキング中心の料理を展開するレストランやエステティックサロン、ネイルサロンも完備する。

ホテル2階の「空海ミュージアム」では和紙彫塑家・内海清美さんの空間造形作品を展示する。「空海」をテーマに、弘法大使・空海の生涯を370体の人形と背景で再現。全19章から成り、前半の1章から9章を愛媛歴史文化博物館(西条市)に、後半の10章から19章を同ミュージアムで展示している。

 同施設総支配人の烏谷さんは「オープン直前には300人の列ができ、一時札止めに。オープン当日は1500人もの多くの方にご利用いただいた。長い歴史のある温泉なので、これからも地域の方々に愛される温泉にしていきたい」と話す。

 温泉施設の営業時間は5時~翌1時。入浴料は、一般=650円、65歳以上=550円、1歳~小学生以下=200円。ホテルの宿泊プランはホームページで確認できる。

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