松山市立椿小学校(松山市和泉南6)で11月23日、「よんでんグループふれあい行事ピカラ・ファミリー野球教室」が行われ、愛媛マンダリンパイレーツ球団(松山市東石井6、TEL 089-914-8102)による野球教室と、スポーツキッズを持つ親のための食育教室が開かれた。主催はSTNet(本社=香川県高松市)。
愛媛調理製菓専門学校の管理栄養士・森川由三幸さんを招いて開かれた「スポーツキッズのための食育教室」の講義には、スポーツをしている小学生の保護者が約35人集まった。講義内容は、「何をどれだけ食べればいいの?~基礎体力を作る食事について~」「メニューのコーディネート力で食事の質と量をアップ!」「おやつは別バラ?~おやつの考え方~」「ズバリ!教えます~試合の日のおすすめメニューと食べるタイミング」の4部構成で、参加者は真剣な表情で聞き入った。
中でも、パネルを使った単品料理の組み合わせの実習では、3人の保護者がチャレンジ。主食、主菜、副菜、汁物、デザート(乳製品・果物)に分けられたたくさんのメニューの中から、子どもに食べさせる夕食のメニューを組み合わせて献立を作り、それぞれ森川さんがアドバイスを行った。
全員に実施した子どものおやつアンケートでは、普段おやつにどんなものをどれだけ食べていいのか、どんな飲みものと合わせるのがいいのかなどを参加者全員で学んだ。
「朝食を抜く子どもは、空腹で運動しても集中不足になり、体温が上がらないからやる気が起きない」と話す森川さん。「早く支度しなさい、早くご飯を食べなさいと一方的に子どもを怒るのではなく、お母さんが少しでも早起きして、余裕を持って食事の支度をなさってくださいね」とのアドバイスに、会場からは笑いが起こる場面も。
参加者からは、「面白かった」「スポーツという角度から子どもの食生活を見直すのは新鮮だった」など好評で、最後は子どもたちも交えて記念撮影で終了した。同イベントは12月23日にも松山市で行う。