大山祇神社(今治市大三島町)と周辺エリアで7月17日、「三島水軍 2016 鶴姫まつり」が開催される。
鶴姫行列や地元の櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)を行う同祭は今年で16回目。戦国時代に16歳にして陣頭に立ち、敵陣を撃退したとされる鶴姫にちなんだイベントを見ようと、去年は3000人が足を運んだ。
「鶴姫行列」では、女性用の甲冑(かっちゅう)を身にまとった鶴姫を先頭に、約80人の武者が大山祇神社から宮浦港桟橋までを練り歩く。
県内外の参加者が集う「鶴姫レース」は、神輿(みこし)を船に乗せ、神社の周りを3隻の船で2日間こぎ回るという行事が、同祭に受け継がれたもの。現在は600メートルのコースをトーナメント形式で競うものになっており、メインイベントの一つとして親しまれている。
同日は太鼓演奏やカラオケ大会が開催されるイベントステージや、商品券が当たる「鶴姫まつり大抽選会」のほか、ミニSLに試乗できるイベントや屋台の出店を行う。20時からは花火大会も予定する。
開催時間は、鶴姫行列=10時10分~、鶴姫レース=13時~18時、鶴姫まつり大抽選会=18時30分~19時。抽選券は1枚500円。売り上げは同祭の活動資金として活用される。