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松山で東日本大震災チャリティーコンサート-学生支援組織が開催へ

愛媛学生支援組織ESSOの学生

愛媛学生支援組織ESSOの学生

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 松山の青少年センター(松山市築山町)で6月18日、東日本大震災後に愛媛の学生が集まり発足した組織「愛媛学生支援組織ESSO」がチャリティーコンサート「ソウ」を開催する。

ミーティングの様子

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 震災発生後、同組織の代表・愛媛大学の中嶋さんが「愛媛から何かできないか」と募金活動を始めることを考え友人を中心に呼び掛けを行ったところ、11日のうちに賛同者は30人を超え、翌日には松山市内の大学の学生70人に達した。15日からいよてつ高島屋前で街頭募金を開始。募金活動は4月23日まで行い、総額は145万に上ったという。その後、参加していた学生のボランティアは減ったものの、中心となる8人の学生で同組織を立ち上げた。

 組織発足後、神戸で行われている物資集めに関する支援活動「元気!スカイプロジェクト」に参加し、震災の支援活動に関わる愛媛NPOセンターのスタッフや救護班として現地に赴いた日本赤十字社のスタッフから話を聞くなどして勉強会を開いたり、神戸で行われている物資集めに関する支援活動「元気!スカイプロジェクト」に参加し、物資の仕分けを中心に幅広く支援活動のノウハウを学んだ。4月22日~25日には、愛媛県社会福祉協議会の災害ボランティアバスで現地ボランティアとして参加するなど、さまざまな活動を行っている。

 今回のイベントは、東日本大震災から3カ月経過し、メディアや人々の関心が薄れ始めてきていること、さらに愛媛は東北地方から地理的に離れていることから、情報がメディアからしか入らず、経済的な影響などもほとんど受けず当事者意識が低くなりつつある状況を打開したいと開くもの。出演者は普段音楽活動を行っている個人・団体など約6組。出演者の中には岩手県出身の学生もいる。

 イベントではコンサートのほか、パネル展示や防災グッズの展示会、防災や支援活動などのパンフレット配布、日焼け止め、帽子など日よけ用品の支援物資回収などを予定している。

 代表の中嶋さんは「音楽を通して人と人のつながりを広げてたくさんの人を巻き込みながら愛媛県も当事者である意識を高め、次の支援へとつなげていけたら」と話す。

 14時30分開場、15時開演。入場無料。

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