松山にお好み焼き店「くに田」-新ジャンル「松山風」打ち出し差別化へ

裏通りに入り口のある隠れ家的な店

裏通りに入り口のある隠れ家的な店

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 お好み焼き屋き店「くに田」(松山市和泉南、TEL 089-905-3955)が10月30日、オープンした。

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 店舗面積は25坪で、席数は35席を設ける。内装は小さな隠れ家的イメージで、どこか懐かしさも漂うような空間に仕上げた。

 同店では、お好み焼きの材料全てにこだわりをみせる。ソースは全国12種類のソースを実際に試し、その中の数種類をブレンドして使用。キャベツはしっかりと太陽を浴び、牛の堆肥(たいひ)で育てられ、その日の朝収穫されたばかりのものを農家から仕入れている。麺に関しては、うどんの里・香川県で実際に修行を積み、こしがあり、のどごしの良い独自の麺を作る。

 店長の政滝真一さんは、「どの材料をとってもどこにも負けない自信がある。形だけにとらわれない、最高のおいしさを追求したお好み焼きの味をぜひ味わってほしい」と話す。

 政滝さんは、お好み焼きの新ジャンル「松山風」を売り出そうとしている。「松山風」とは、関西風と広島風の良いところを取り込んだレシピが特徴。広島風の生地に、天かす、関西風では荒みじん切りのキャベツを千切りに、通常は入らないモヤシを入れ、具と重ねて焼いたものを生地の中に収めて焼き上げる。その下に、広島風ではあまり味を付けない、そばやうどんにしっかり味付けをして入れる。最後に玉子を敷いて完成。おすすめは「内子豚の松山風」(740円)、「内子豚のガーリックミックス松山風」(940円)など。

 現在の客層は、近所の家族連れ、年配の夫婦が多いという。客単価は800円。政滝さんは「今後は口コミで松山風を広め、本当においしいお好み焼きを食べたい人たちが集まる店にしていきたい」と意気込みをみせる。く。

 営業時間は、平日=11時30分~15時、17時~22時、土曜・日曜・祭日=11時~22時。月曜定休。

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