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松山に初の「コーダー道場」 好奇心を入り口にプログラミングや電子工作学ぶ

8月29日に開催された「コーダー道場松山」の様子

8月29日に開催された「コーダー道場松山」の様子

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 子どものためのプログラミング教室「CoderDojo(コーダ―道場)松山」が運営を始め、プログラミングや電子工作に取り組む子どもたちをサポートしている。

壊れたラジコンの修理をきっかけに、プログラミングに初めて挑戦した小学4年生

 コーダー道場は、7~17歳の子どもを対象にした無料のプログラミング教室。2011(平成23)年にアイルランドで始まり、現在は日本でも200カ所以上の教室が開かれている。愛媛県内では伊予道場に次ぎ2拠点目。

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 講師を務めるのは、佐伯教育技研(松山市福角町)代表の佐伯淳さん。2月に松山道場をオープンしたが、コロナウイルスの影響で7月までは参加者を限定して開催。8月以降、状況を見ながら一般参加者の受付を始めた。

 教室ではマイコンやレーザカッター、3Dプリンターなどもそろえ、プログラミング、電子工作やパソコンの組み立てなど「へんなものづくり」をコンセプトに、子どもたちの好奇心をサポートする。

 専門学校講師の経験を持つ佐伯さんは「プログラミングを学んでいるにもかかわらず、自分で独自にコードを書けないという学生が意外に多かった」と話す。「プログラミングを学ぶことだけに終始してしまい、それで何をするのか、何ができるのかということと結び付けられない例を、これまで多く目にしてきた。コーダー道場では、子どもたちが何のために学び、どう使いこなしたいのかという目標を持って、問題解決のためにプログラミングを道具として使えるサイクルに導くことを大切にしている」という。

 近年注目を集めるアクティブラーニングについても、佐伯さんは「元々知識を持っている子どもは自主的にどんどん学習を進めるられるが、『知らない・分からない』状態の子どもは立ち往生し、何もできないまま取り残されてしまうという矛盾を抱えている」と問題点を指摘。「一つの好奇心をきっかけに、ステップアップの足掛かりを見つけ、興味やスキルを伸ばしていきたい」と一人一人に寄り添ったフォローを大切にする。

 前回(8月29日)の教室には5人の子どもたちが参加。小学4年の男児は壊れて動かなくなったラジコンを修理することから始め、スマホでの無線制御を目標に、この日初めてキーボードに向かってプログラミングに挑戦した。

 パソコンの自作に挑戦する中学生の母親は「子どもが興味を持っていることに親がついていけず、どうフォローすればいいのか途方に暮れていた。ここに来れば、つまずいた時には佐伯先生が何でも教えてくれるので本当に助かっている。好奇心の赴くままに、どんどん探求を続けてほしい」と期待を込める。

 「コーダー道場は塾ではない。最初以外、やりたいことは自分で決めてどんどん進んでいくことが大事。困ったときには相談してくれれば、やりたいことが実現できるよう、可能な限りサポートする」と佐伯さん。好奇心を入り口に、子どもたちが自分で考え前に進んでいける環境作りを目指す。

 開催は月2回。参加無料。開催場所や日程はサイトで知らせる。参加者は各回5人程度。12歳以下の参加者は、保護者の付き添いが必要。

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