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松山の「萬翠荘」で東日本大震災復興支援イベント-雄勝石作家招く

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 松山の国重要文化財「萬翠荘(ばんすいそう)」(松山市一番町3)で3月19日から、東日本大震災復興支援として「雄勝石と萬翠荘展」が開催される。

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 主催はOGATSUネットワーク会議。萬翠荘の屋根に使用されている雄勝石は宮城県石巻市で採れる天然石。約2億5000万年前に海底に堆積してできた粘板岩で書道の硯(すずり)などの材料として使われている。600年の伝統があるといわれる雄勝硯は昔ながらの製法により、硯工人の腕で彫り上げられている。1985(昭和60)年5月には国の伝統的工芸品として指定された。

 2011年3月11日の15メートルを超える津波で雄勝の町は壊滅状態になり、採石場への道は寸断。昨年4月に砕石が再開されたが、工人は仮設の工場で仕事を続けている。 

 イベントは萬翠荘のほか松山三越での展示会などを予定している。イベントでは雄勝石作家・齋藤玄昌實さんの作品展示や雄勝石についての解説、公開座談会などを行う予定。萬翠荘の体験イベントでは齋藤さんによる石絵のワークショップや雄勝石ペンダントワークショップなどを行う。イベントの内容とスケジュールはホームページで確認できる。

 開館時間は9時~18時(松山三越は10時~19時)。入場無料。イベントの内容によって参加料が必要なものもある。今月24日まで(松山三越は25日まで)。

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