松山大学(松山市文京町、TEL 089-925-7111)は4月11日、大学敷地内に地域社会との連携をコンセプトにした新キャンパス「樋又キャンパス」をオープンした。
敷地面積は約1708坪で、延べ床面積は2868坪。地上4階建て。ガラス張りの建物と吹き抜け構造で開放的な空間にした。施設は192人収容の大教室、中教室、演習室、研究室、コモンスペースなど。建物内全領域をWi-Fiでカバーしており、全館バリアフリー対応。
キャンパス北側には、学内関係者だけでなく地域や企業など外部からの来学者にも開放した談話室「ソーシャルコモンズ」内にテークアウトスタイルのカフェ「La Noix ラ・ノワ」を併設。西側には学生のグループ学習や社会人の交流学習、イベント開催の場として「アカデミック・ソーシャル・コモンズ」のスペースを設けた。
南側のレストラン「Le Repas ル・ルパ」は地域の人も利用可能。席数は約110席。ランチタイムはセルフサービスでディナータイムはフルサービスを提供する。
新キャンパスの設立に併わせ学生の就職活動を支援するキャリアセンターと社会連携活動を推進する社会連携事務室が建物内に移転した。
同大は学習意欲の高い地域住民が学ぶ姿をオープンにすることで学生の就学意欲の向上や地域との研究交流の隆盛につながることを期待する。