3密を避けて新しい生活様式へ!

見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

松山市三津浜で悪疫退散「Cheer up! 花火」打ち上げ 地元写真家が撮影

7月26日に松山市三津浜港で打ち上げられた「Cheer up! ・悪疫退散サプライズ花火」の様子(写真提供=高橋浩さん)

7月26日に松山市三津浜港で打ち上げられた「Cheer up! ・悪疫退散サプライズ花火」の様子(写真提供=高橋浩さん)

  • 230

  •  

 松山市三浜浜港で7月26日、「悪疫退散サプライズ花火」が打ち合げられ、市内の写真家が三津浜港に上がる花火を撮影した。

 三津浜での打ち上げは、全国163の花火業者が企画した「Cheer up! 花火」の一環。「打ち上げ花火で悪疫退散を祈願し、花火を見上げて笑顔になってもらいたい、希望と元気を届けたい」と企画されたイベントで、費用は打ち上げた花火業者が全額を負担している。

[広告]

 大勢の見物客が集まることを避けるため、打ち上げ場所を非公開として6月1日に全国一斉打ち上げ。愛媛県では日時場所とも非公開で、別日程での打ち上げを予定していた。

 三津浜での打ち上げを行ったカネコ(宇和島市伊吹町)は1884(明治17)年創業。例年、松山まつり三津浜花火大会をはじめ、北条、堀江などの夏祭りで花火の打ち上げを行っており、国内シェア80%を占めるクラッカーメーカーとしても知られている。

 カネコ花火部の村田孝一さんは「花火大会の起源は悪疫退散祈願ともいわれている。今年は感染拡大防止のため、全国の花火大会が中止になってしまったが、このままじっと待っているだけではいけないんじゃないか、という気持ちがあり『Cheer up! 花火』の趣旨に賛同して参加を決めた」と話す。

 「6月1日の全国一斉打ち上げは、タイトなスケジュールだったため日程を合わせることができず、独自で打ち上げ場所の選定や届け出などを行い、7月26日、『悪疫退散三津浜サプライズ花火』を打ち上げた」と村田さん。

 打ち上げたのは、直径6センチの2号玉50発と7.5センチの2.5号玉15発の合計65発。場所が公表されて見物客が多く集まると感染リスクが高まるため、消防局への許可申請無しで打ち上げられる上限の玉数とサイズを組み合わせ、約3分間の花火大会を演出した。

 当日、花火を撮影した松山市在住の写真家高橋浩さんは、6月1日の「Cheer up! 花火」開催知ったものの打ち上げ場所が非公開のため、限定公開されている安全関連情報を毎日チェックし続けて、7月26日20時三津浜港での打ち上げを知り、撮影に出掛けたという。

 高橋さんは「花火の打ち上げ自体は約3分間で、高さも100メートルほど。普段見慣れた豪快な花火に比べると少し物足りない感じもしたが、コロナ禍で暗いムードが続く中、花火が希望の明かりをともしてくれたと感じた。生涯忘れない花火になると思う」と話す。

 「花火大会の中止などで経済的にも大変な状況の中、このような機会を演出してくれた花火業者のカネコさんには、感謝の気持ちでいっぱい。コロナ禍が収束した際には、お祝いの花火を見られればうれしい」とも。

 村田さんは「業界全体が厳しい状況の中、全費用を負担しての開催は他社も大変だったと思うが、『Cheer up! 花火』を機に新規の依頼を受けた業者などもあると聞いている。花火で世の中を明るくしたいし、少しでも明るい気持ちになってほしい。事前告知ができず、多くの人に見てもらうことが難しプロジェクトだった。SNSなどを通じて多くの方に楽しんでもらえれば」とイベントを振り返る。

  • はてなブックマークに追加
Stay at Home

松山経済新聞VOTE

どのようなジャンルの記事に興味がありますか?