松山でサイエンスカフェ-「科学とアートの不思議な関係」テーマに

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 松山大街道の「ヒロヤ|Creative Cafe(クリエイティブカフェ)」(松山市大街道2、TEL 089-900-1709)で3月17日、サイエンス・カフェ「科学とアートの不思議な関係」が開催される。

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 主催はまつやま・サイエンス・カフェ実行委員会。イベントでは高エネルギー加速器研究機構(KEK)の広報室長・森田洋平さんを迎え、出前授業と音とダンスと映像の即興ライブパフォーマンスを予定する。委員会メンバーで松山在住のダンサー三好直美さんが昨年12月に香川県丸亀の本島で即興ライブを行った際、森田さんによる講演を聞いたことがきっかけで、松山でも講演してほしいと思ったことから実現した。

 森田さんは、ヒッグス粒子の発見など加速器を用いた素粒子や物質・生命の研究に取り組んでいる。講演は15時と19時と2回行う。15時からの講演では「加速器で探る宇宙の謎」をテーマに、小中学生を対象(保護者同伴可)に行う。霧箱という装置でミクロの世界の現象を目で見ながら、加速器という巨大な装置を使って宇宙の始まりの状態を再現。ヒッグス粒子やニュートリノの謎にせまる研究を紹介する。

 19時から行う一般向けの講演では、「宇宙の謎を解き明かす最先端科学とアートな関係」をテーマに加速器を用いた研究で明らかになりつつある宇宙の謎と謎を解き明かす実験装置について解説するとともに、研究の最前線とアートとの意外な接点についても紹介する。

 講演前に、ダンスを三好さん、音楽をDJ OKADA Masahitoさん、映像を田中教夫さんが担当し、それぞれが「セブンスセンス(第7感)」を表現し披露する。3人とも松山在住のアーティスト。

 三好さんは「科学や宇宙の話をカフェで話すことで一般の人にとって身近になると思う。今世界に注目されている日本の技術をこのイベントを通して知ってもらえるきっかけになれば」と話す。同店店長代理の宮内さんは「大きなホールで科学の講演は堅苦しくなってしまうが、カフェで開催することで肩の力を抜いて聞いてもらえると思う。クリエイティブカフェとして松山で活動するアーティストの活躍の場を広げられたら」と話す。

 料金は、15時~=800円、19時~=1,000円。フリードリンク制。どちらも定員は30人。申し込みはホームページまたはメールで受け付ける。問い合わせは同店まで。

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