株式会社meleap(本社:東京都港区、代表取締役:福田浩士)が開発・運営するARスポーツ「HADO(ハドー)」は、四国中央市立川之江小学校(愛媛県四国中央市)において、2025年度から体育の授業として正式導入されました。
HADOは世界2000校以上の学校で導入が進む新しいスポーツであり、日本国内においても教育分野での活用が広がっています。

HADOをプレイする様子

試合の様子を観戦・録画して振り返りに備える様子

2025年1月に実施した公開授業で、試合後に振り返りと戦略を考える様子
四国中央市立川之江小学校では、全ての児童が主体的に運動へ取り組める環境づくりを目指し、HADOを試験的に活用してきました。
体験を重ねるなかで、以下のような効果が確認され、正式導入に至りました。
1. 運動能力に左右されず、苦手な子も楽しめる
走力や体力だけに依存しないため、運動が得意でない児童が初めて“体育の成功体験”に触れるケースも見られました。
2. 戦術づくりで自然にコミュニケーションが生まれ、学級づくりに好影響
体育の授業でありながら、仲間と相談・協力する“協働学習”の側面が強く、学級運営にもプラスの効果をもたらしています。
3. 不登校傾向の児童の“登校のきっかけ”になるなど、前向きな変化
心理的ハードルが低く、「楽しみだから行きたい」という気持ちをつくる教材としても機能しています。
4. 多様な単元に応用でき、児童の“主体的な学び”につながる
HADOは体育だけでなく、戦略思考・空間認識・協働学習など多領域と接続可能であり、教育的価値の広さが評価されました。
HADOは運動能力の高い低いに関わらず、運動に親しめる点が大きな魅力です。体育に苦手意識を持つ子どもたちも、楽しんでプレイすることができています。
また、戦術面を工夫する際に対話によるコミュニケーションが活性化されることで、学級経営における人間関係の構築にも良い影響を与えていると考えています。これまで体育が苦手だった不登校傾向の児童にとっても、登校のきっかけとなるなど、前向きな変化が見られました。
今回のイベントでは、年齢に関係なく多くの方にご参加いただき、皆さんに楽しんでいただくことができました。通常のスポーツでは大人が手加減するような場面でも真剣勝負が生まれ、子どもたちが大人を倒して喜ぶ姿も見られました。
年齢を超えて本気で向き合える点もHADOの特長と考えています。
川之江小学校としては、児童との対話を通じて、より深い学びへとつなげていきたいと考えています。今後もさまざまな単元において「問い」を持ち、児童自らが主体的に学習へ取り組めるような環境づくりを目指していきます。
一般社団法人公民連携推進機構が実施した「地方創生AWARD」で本導入事例がデジタル教育導入部門でグランプリを受賞し、令和7年10月22日(水)に開催された「第3回公民連携推進セミナー」で表彰が行われました。
一般社団法人公民連携推進機構とは:
内閣府・経済産業省と連携し「地方自治体」活性化のために、令和5年5月に設立された組織で、現在420以上の自治体と連携し、国の交付金や民間企業の資金を活用して様々な取り組みを行っております。

受賞する愛媛県 四国中央市教育委員会 教育長 河村 英茂氏
「HADO」は、既存のフィジカルスポーツとデジタル技術を融合させた、新しいスポーツの形「テクノスポーツ」です。
頭にヘッドセット、腕にセンサーを装着し、エナジーボールやシールドを駆使して戦います。
シンプルなルールながら戦略性が高く、チームで作戦を立てる中で思考力・協働力・判断力が自然に育まれます。
運動が得意・不得意を問わず、誰もが同じフィールドで挑戦できる“次世代のスポーツ”として、世界39カ国で展開されています。
https://hado-official.com/
https://www.youtube.com/watch?v=gD1-T0tShn4
HADO WORLD CUP 2025の様子
「誰もが楽しく身体を動かし、心も体も健康になる社会」の実現を目指し、AR(拡張現実)技術を活用したアクティビティ「HADO」を開発・運営しています。テクノロジーの力で「魔法のような体験」を生み出し、子どもから大人まで年齢や運動能力に関係なく夢中になれる新感覚アクティビティを世界39ヵ国以上で展開中です。
私たちは、「身体を動かす楽しさ」「人とつながる喜び」「ワクワクと感動」を誰もが味わえる社会を目指し、今後もエンターテインメントとスポーツの可能性を広げてまいります。
https://meleap.com/meleap/public/index.php/jp