坂の上の雲ミュージアムで「オリジナルロール」-週末・祝日限定で20食

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 坂の上の雲ミュージアム(松山市一番町3)内のカフェは9月15日から、オリジナルロールケーキ「ふるさとの空~和三盆栗ロール~」を提供している。

カフェからは国重要文化財・萬翠荘を眺めることができる

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 同ミュージアムは、「坂の上の雲」フィールドミュージアム構想の中核施設として2007年に開館。小説「坂の上の雲」に登場する正岡子規、秋山好古、秋山真之3人や、明治時代の松山などに関する展示などを行っている。

 今年5周年を迎えた同館は記念事業として6月から8月にかけて、オリジナルスイーツコンテストを開催した。応募資格は、市内にある菓子製造所または販売事業所のある事業者で、食品衛生責任者および食品衛生法に基づく営業許可を有している者とし、約10数社から応募があった。書類選考で5社が最終審査に進み、最終審査は市長や市民など20人による試食審査が行われた結果、「パティスリー ルフランルフラン」(居相4)の同商品がグランプリを獲得した。

 同商品は、和三盆を使用したロールケーキで、手前に添えるくりは中山産のものを使う。坂の上の雲に登場する3人の主人公に合わせて、ロールケーキは大将でありたいと願う正岡子規、自分の人生は簡単明瞭でありたいと思う秋山好古をくり、戦略の天才だったと言われる秋山真之を黒蜜にそれぞれ例えている。ロールの上には雲を例えた綿菓子を載せる。

 同館広報担当の保積さんは「販売を始めた最初の3連休は、好評で午前中には売り切れた。観光客だけではなく、市民の方も多く来館されている」と話す。「土日のみの限定販売の予定だったが、祝日で3連休になる月が続くので2月ごろまでは祝日も販売する予定」とも。

 価格は500円(ドリンクとセット)。土曜・日曜・祝日の1日20食限定販売。

 同館では毎月定例イベントも開催しており、第1土曜は伊予(いよ)弁で語る昔話、第3土曜は土曜コンサート、第3日曜は民話の紙芝居、第4日曜は「坂の上の雲」リレー朗読会を行う。参加無料。

 開館時間は9時~18時30分。カフェの営業時間は10時~17時。月曜休館(祝日・振替休日の場合はその翌日)。

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