愛媛県内のトヨタ各販売店は5月18日、フルモデルチェンジした3代目「プリウス」の販売を開始した。同日、松山市総合コミュニティーセンター(松山市湊町7)で記者発表会を行った。
同車は1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車として発売以来、世界40以上の国・地域で販売し、今年3月時点では累計125万台を突破している。
今回発売した3代目「プリウス」は、車両全体でのエネルギー効率の向上などから、燃費性能1リットルあたり38.0キロと、1.8リットル車にして2.4リットル車並みの動力性能を実現した。
主な特徴としては、燃費優先の「エコドライブモード」、俊敏に走るための「パワーモード」、モーターのみで静かな走行を実現する「EVドライブモード」などの中から運転者自身がモードを選択することができる。ほかにも、ソーラーパネルを搭載することで電力を生み出し、それを使って室内の換気を行ったり、世界で初の車外からのエアコン作動を可能にする「リモートエアコンシステム」を採用するなど、環境に重点を置いた機能を備える。
各販社は、「205万円からとなったプリウスを、県内5つの全チャネルで取り扱うことで、最新のハイブリッドカーをより多くの人に利用してもらいたい」と期待を寄せる。