松山の画廊「GALERIE&SALON Mermaid(ギャラリーアンドサロン マーメイド)」(松山市湊町2、TEL 089-934-3705)は現在、企画展「ヨーロッパ絵画の20世紀」を開いている。
同展は、「愛媛県民に本場の絵画を実際に見てもらう場を提供したい」と開設された同ギャラリーが10周年を迎えるのを記念して、「幸福な絵画」をテーマに企画した。
作品は、サルバドール・ダリの「接吻:雅歌より」やマルク・シャガールの「赤い馬の女曲馬師」、カシニョールの「黒い帽子の女」、アイズピリの「サントロペの入り江」のほか、レオナール・フジタ、ベルナール・シャロワなど、20世紀にヨーロッパで活躍した画家を中心に、同画廊代表の中川眞澄さんが渡仏し選んだ、「愛蔵作品」(中川さん)20点を展示する。
「今展で最も注目してほしいのは、以前から親交のあるベルナール・シャロワが描いた『天使』という作品。作家がパリに出て間もなくの若い頃の作品で、全国でもここでしか見られないものだと自負している」と中川さん。
「甘く優美で夢見るような生活や喜びを、柔らかなタッチで描いた作品展になった。ヨーロッパのユーローの風を心ゆくまで堪能していただければ」とも。
開廊時間は11時~18時。9月30日まで。