積水ハウス愛媛支店（松山市生石町）は6月6日、「マイホーム基礎知識セミナー」を開催する。主催は重松直江税理士事務所（宮西1、TEL 089-923-1108）。

　同セミナーは、マイホーム購入者のための事前基礎知識を伝えるのを目的として、住宅メーカーの建売分譲地内で開くもの。

　2010年度に税制が改正され、住宅取得を後押ししてくれる制度が加わった。それにより、贈与の目的が住宅の新築や中古住宅の取得、増改築のためであれば、非課税枠がそれまでの500万円から1,500万円に拡大される。

　「税制改正のほかにも、県内住宅地の地価下落、住宅版エコポイント開始、太陽光発電の本格的普及などもあり、今年の住宅市場がかなり活性化することが予想される。そうした状況を踏まえて、それぞれの専門分野をもつ税理士事務所、銀行、住宅メーカーが協同で住宅購入予定者向けにわかりやすく情報提供する場を創出した」と重松さん。

　当日は、同事務所による「最近の住宅税制について～贈与と住宅ローン控除の上手な活用方法～」のほか、伊予銀行ローンプラザ松山支店による「住宅ローンのポイント」、積水ハウス愛媛支店による「最近の住宅事情～住宅エコポイントって何？～」の3つのテーマで行う。

　「住宅購入前後には多くの資金が必要になり不安になるかもしれないが、現在は住宅取得時に資金援助を受ける場合の贈与税の非課税枠の拡大のほか相続時精算課税制度など、うまく活用すれば税の負担が軽減される制度がある。こうした制度を知らないで、損をしないために気軽に専門家に相談してもらえれば」とも。

　開催時間は、第1部＝10時～12時、第2部＝14時～16時。参加料は500円。申し込みは同税理士事務所まで（ホームページからも申し込み可能）。受け付けは今月24日まで。