愛媛県生涯学習センター(松山市上野町、TEL 089-963-2111)で6月20日、「フォレストミーティング2010/石鎚山トイレフォーラム」が開催される。主催は、主に石鎚山に関係する団体・NPO、大学教授などの有志で構成された「石鎚山トイレ問題検討委員会」。
同委員会メンバーが定期的な会合を重ねながら、「石鎚に多くの人に快適に訪れてもらえるよう」企画した同フォーラム。全国の観光山岳地での共通の課題である「山のトイレ問題」について改めてその現状を把握し、「今できること」「これからどうすべきか」を考える場を設ける。
「山では登山道を外れ、脇道で用を足すといった行為が後を絶たない。それは、思わぬ事故につながるだけでなく、汚物を垂れ流し状態で放置したり、貴重な植物を踏み荒らしたりするなど環境保全の観点からも非常に大きな問題」と同委員会委員長であり愛媛県山岳連盟会長の白石崇さん。
当日は、NPO法人「山のECHO」代表理事の上幸雄さんが基調講演を行うほか、環境省中国四国地方環境事務所の徳丸久衛所長などを迎えてパネルディスカッションを行う。
「西日本最高峰の石鎚山も例外でなく、愛媛を代表する観光地で、登山客は年間数万に達しながら、今までその現状があまり表に出ることはなかった。今回のフォーラムが改善への一歩になれば」とも。
開催時間は13時30分~17時(開場13時)。問い合わせは星企画(TEL 089-956-3555)まで。