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松山・大街道商店街で「震災」ディスカッション-来年3・11まで毎月開催

第1回ディスカッションイベントのトークゲスト、日本赤十字社愛媛県支部の加地弘明さん

第1回ディスカッションイベントのトークゲスト、日本赤十字社愛媛県支部の加地弘明さん

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 松山・大街道商店街で5月11日、「震災を知る・考える・行動する」をテーマにディスカッションイベントが行われた。主催は復興アクションチームえひめ実行委員会。

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 同委員会代表は同商店街内にあるギャラリー「ヒロヤ」を経営する梅林良一さん。市民参加レベルで「震災を知る・考える・行動する」をテーマに毎月11日、商店街を特設会場として使うことを計画し委員会を発足した。松山中央商店街振興組合、愛媛県社会福祉協議会、日本赤十字社愛媛県支部、愛媛県赤十字血液センター、いよココロザシ大学などが協力する。イベントは来年3月11日まで行い、県民に市民参加型の復興支援の場としてさまざまな取り組みを行う。

 1回目となった当日は、「被災地からの現場報告」として被災地に赴き、救命救急活動に当たった日本赤十字社愛媛県支部事業推進課長の加地弘明さんによるパネルトークが行われた。加地さんは「津波の恐ろしさによる意識が低かった。普通の波と津波は全く別物。必ず来るといわれている南海地震が起これば愛媛でも津波は起こりうる。地震に備えた準備も必要」など、活動報告に併せて南海地震にも触れた。

 赤十字防災ボランティアリーダー丸橋温さんは「被害の大きいところは災害ボランティアセンターも機能しなくなっており、各地から来たボランティア難民が多かった。身になるボランティアをするならコーディネーターが必要。遠野市は津波による被害もなく、大きな被害を受けた地域から1時間くらいで行ける。ボランティアの人が遠野市から通いながら活動する『遠野モデル』が今注目されている」と話した。

 代表の梅林さんは「他の復興イベントと違うところは来年3月まで毎月行うこと。長いスパンで震災・復興について取り上げていきたい。この実行委員会が主体となって行うのではなく、市民の一人ひとりが支援をやろうと思うきっかけにしていければ」と締めくくった。

 6月は、宮城県女川町の災害ボランティアセンターのスタッフを招き、ユーストリームでの生放送も予定している。

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