伊予・中山高等学校運動場(伊予市中山町)で6月4日、数百頭のホタルの鑑賞ができる「第24回伊予中山ホタルまつり」が開催される。
同まつりは自然環境に保全をはかりながら絶滅状態のホタルをよみがえらせようと1986(昭和61)年に結成された「伊予中山ホタル保存会」が始めたイベントで、同校運動場で毎年開催されている。
イベント内容は、伊予高校吹奏楽部によるコンサートや津山さゆりさんの歌謡ショー、愛媛出身シンガー・ソングライター、レーモンド松屋さんのステージのほか、東日本大震災被災地支援チャリティーオークションではラジオパーソナリティーのグッズのオークションを行い、売り上げは被災地への寄付に充てる。夜店では「栗ずし」「栗ようかん」「栗ケーキ」などの中山のクリを使った商品や特産品などを販売する。
17時30分からは「伊予中山ホタル保存会」によるホタル鑑賞教室が開かれ、ホタル飼育箱を2つ設置。ホタルの雄雌の見分け方、ホタルの卵、生態などについて説明するほか、「ホタルの一生」のビデオで紹介する。
同会の峰岡安則会長は「毎年、このイベントに合わせて500匹ほどのホタルを飼育箱に入れているが、今年は天候の影響で少し寒かったのでホタルが出るのが遅くなっている。観賞用は100~200匹に減る予定」と話す。
「ホタルがは20時から21時にかけて活発に飛び交う。時期的には5日以降から今月の25日くらいまでが見ごろ。少しでも多くの人にホタルのことを知ってもらい、自然と共存できる環境づくりを考えていきたい」とも。
開催時間は17時~20時30分。雨天時はなかやま農業総合センターで開催する。