愛媛県産のかんきつを使ったエッセンシャルオイルなどの開発を手掛ける三洋興産(北吉田町)は9月1日、砥部(とべ)焼とコラボしたアロマカードケースを発売した。
薬品販売などを行う同社は、昨年3月、愛媛県産のかんきつを使ったエッセンシャルオイル・ルームコロン「媛香蔵」を開発・発売。今回のアロマカードケースは、砥部の窯元・すこし屋とのコラボ。
同社専務の飯尾健一さんは「媛香蔵オイルは無色透明であることから、紙につけても染みになりにくいというメリットがあり、昨年の2月ごろからうまく活用できる方法を考えていた。今年3月、素朴でかわいい器を制作するすこし屋さんに声を掛けたところ、快く引き受けてもらい実現することになった」と経緯を説明する。
焼き物としては珍しい矩形で型を起こしてからの制作だったため、形になるまで時間がかかったという。商品は一つ一つを手作りで、すこし屋の風合いを生かしたデザインになっている。
カバーデザインは、青水玉、小紋(梅)、白水玉の3種。カードトレーには2つの溝があり、1つの溝に20枚程度入れることができる。使い方は、トレーの溝にエッセンシャルオイルを0.5cc~2cc入れ、名刺やカードを入れてカバーを閉じる。オイルが乾いてから取り出すと、名刺やカードに香りが付く。カバーを外すと、電気を使わないディフューザーとしても利用できる。
価格は5,670円。エッセンシャルオイル1本(5ミリリットル)が付いており、伊予柑かレモンかを選べる。えひめイズムルブリュ松山店(大街道3)と同社ネットショッピングで販売する。