松山市都市ブランド戦略課は現在、若者世代をターゲットにした市民ワークショップ「だんだん松山・みんなでカフェ」の参加者を募集している。
松山市では都市そのものに対する信頼や好感、市内外から獲得する都市ブランドの確立を目指し、市民と協働で取り組む「だんだん松山プロジェクト」を進めている。同イベントはプロジェクトの一環として市民が集って松山を見つめ直し松山らしさを高める活動や全国へ発信していく目的で開く。
同課の担当者は「東京などで松山の都市ブランド調査を行ったところ、50~60代の人からは『温暖』『物価が安い』『街全体がコンパクト』など『住みやすくてちょうどいい街』という意見をもらった。しかし、10・20代の若者になると松山のことすら知らない人が圧倒的。松山に住んでいる若者でも松山の良いところを答えられない人が多い」と話す。
今回のワークショップはおおむね30歳代までの若者をターゲットにしており、若者の視点から全国の若者に松山の良さを伝えるためのアイデアを出し合う。ワークショップは2回を予定しており、第1回は「松山の良さを高めるカフェ」、第2回は「松山の魅力を伝えるカフェ~実践編~」をそれぞれテーマに据える。
昨年行われたワークショップでは「ブランドコンセプト」や「ブランドメッセージ『いい加減、まつやま』」の基となる意見が市民から寄せられた。今回のワークショップでも市民の意見を基に今後の事業に生かしていく方針。
「若い世代こそフェイスブックなどのツールを活用しており、口コミが広がりやすい。松山の魅力でも一つでも多く知ってもらって底上げをし、今後の展開につなげていければ」と担当者。
開催日時は、第1回=7月28日13時~17時、第2回=8月8日18時30分~21時。NBF松山日銀前ビル(三番町4)4階第1会議室で開く。定員30人(応募多数の場合は抽選)。申し込み締め切りは7月22日。ホームページ、電話、ファクス、はがきで受け付ける。詳細はホームページで確認できる。