愛媛人物博物館(愛媛県生涯学習センター内、松山市上野町、TEL 089-963-2111)で8月3日から、墨絵イラストレーター茂本ヒデキチさんの個展「白と黒の躍動」が開催される。
1957(昭和32)年愛媛県松山生まれの茂本さん。大阪芸術大学デザイン科を卒業後、デザイナーを経てフリーのイラストレーターとして活動。墨を使ったドローイングを得意とする。展覧会やイベント会場ではライブペイントも行っており、北京・ロンドンのオリンピック開幕前にはアスリートたちの前でライブペイントを披露した経験を持つ。
同展は茂本さんの画業30周年を記念して、茂本さんが全国で個展のできる会場をブログで募集していたところ、愛媛人物博物館が声を掛けたことから始まった。担当の山口崇さんは「墨でしか表現できない濃淡や独特のタッチで描かれた迫力のある絵を楽しんでほしい」と話す。
テーマは「白と黒の躍動」。期間中、関連企画として10日(11時~)は30分程度のライブペイントを行う(参加無料。当日受付先着120人)。同日13時30分~15時には「茂本ヒデキチ墨絵教室」も開催(参加料500円、定員80人、要申し込み、先着順)。茂本さんの指導で墨絵を描く体験ができる。墨絵教室は、書道セットがあれば持参してほしいという。「現在は親子の申し込みが多い」と山口さん。
ワークショップ「墨を使って描いてみよう」は、「墨を使ってうちわ作り」が8月11日・18日・25日、「墨を使ってメッセージカード作り」が9月1日・8日。各日2回(10時30分~、13時30分~)開催。参加料は300円で、当日受付。
開催時間は9時~17時30分(入館は17時まで)。入場無料。9月16日まで。