長崎の「壱岐焼酎」を飲み比べ-松山の居酒屋「川串」でフェア

長崎の壱岐焼酎を飲み比べる

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 松山の居酒屋「浪漫酒屋 川串」(松山市畑寺2、TEL 089-935-7773)が現在、「壱岐焼酎飲み比べフェア」を開催している。

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 壱岐は九州にある離島で、長崎で2番目に大きい水田を持つ豊かな島。麦焼酎発祥の地とされ、壱岐焼酎はWTOの協定で産地保護を受けている。小さな壱岐島内では、酒造メーカー7社が、大麦3分の2、米3分の1の割合で醸造した「壱岐焼酎」を作っている。

 壱岐焼酎の起源は16世紀ごろ。中国の史書「魏志倭人伝」に「一支国(いきこく)」として登場する壱岐島は古来から大陸との交流を持っていたと言われる。壱岐はもともと稲作に恵まれていたが、年貢が厳しく収穫した米をほとんど徴収されていた。そのため壱岐の人たちの主食は麦となり、その麦を元に自家用の焼酎を造っていた。大陸から伝わったとされる蒸留方法により焼酎を造っていたという説がある。

「壱岐焼酎は玄武岩地層と岳ノ辻が蓄えた天然地下水の柔らかで滑らかな水を利用して作っており、その深みのある味わいに日本全国から強い関心が寄せられている。フェア中、普段はあまり飲むことがない、この歴史豊かな壱岐焼酎を口にしてもらえれば」と同店スタッフ。

 フェア期間中、「米と麦の絶妙な掛け合わせの奥深いうま味と香り」(同)の「ちんぐ」「村主」「猿川」など、種類豊富にそろえている。

 営業時間は11時30分~13時30分、18時~22時30分。木曜定休。

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