松山・三津にある木村邸(松山市三津1、TEL 089-968-2921)で10月26日から、「三津(みつ)けた!私のまち写真館プロジェクト 第3弾」として松山アーバンデザインスクールの受講生が企画する「みつはま『私のまちの写真展』」が開催される。
同受講生が通う「松山アーバンデザインセンター」は、松山で「公共・民間・大学」が連携するまちづくり拠点。将来ビジョンの検討や都市空間のデザインマネジメントなどのハード面、まちづくりの担い手育成や地域デザインプログラムなどのソフト面、双方のアプローチから総合的なまちづくりに取り組んでいる。
プロジェクトメンバーが思い入れのある三津を盛り上げたいという思いから企画した同イベント。三津は戦争で焼けず、一見すると昔と変わらないように見えるが、企画内容を考えるため何度も三津に足を運ぶうちに歴史が色濃く残った場所やオープンしたてのおしゃれな店など、いろいろな要素が奇跡的なバランスで共存していることに気がついたという。
当日は、三津の市民から提供された「『むかし』の写真」と、プロジェクトメンバーや市民によって撮影された「『いま』の写真」合わせて約300点を展示する。
同センター担当者は「慣れない土地での初イベントでたくさんのトラブルに見舞われたが、三津に住む温かい人たちに助けられ開催できるようになった。築130年を超える古民家を舞台に三津のよさを発信できれば」と話す。「観光名所ではない穴場スポットの写真も数多く展示しているので、三津に住む人たちはもちろんのこと、三津を初めて訪れる人にも足を運んでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~17時。今月30日まで。入場無料。