愛媛県美術館南館(松山市堀之内)で9月17日~19日、「ACE広告賞」の公開審査が行われる。同賞は、愛媛のクリエーターで組織している非営利団体「アドクリエーターズ愛媛」(松山市)が主催するもので、今回が初めての試み。
プロを対象にした「仕事部門」では、同会会員が仕事としてかかわり、実際に使用・掲出された広告物を対象に、出展・審査するもので、テレビ、ラジオ、新聞・雑誌、ポスター・ボード、印刷、Web、フォトグラフ、イラストレーションの8部門を用意する。「公募部門」では、「愛媛を元気にする広告」をテーマに、プロ・アマ問わず募集しており、現在総計約165点のエントリー受け付けを完了している。同会会員やゲスト審査員に加え、同公開審査期間中に来館した観覧者が、最も優れた作品だと思う作品に1票を投じ、審査員特別賞と部門ごとの優秀作品を決定する。
「クリエーター同士が互いに審査し合うこともあり、応募者には『面白さ』『悔しさ』『楽しさ』を感じ、刺激を受けてほしい。その気持ちが、クリエーターのモチベーションアップや底上げにつながるのでは」と主催者の正岡昇さん。
「賞への応募は初挑戦という人が半数。クリエーター自身が気軽に応募し、レベルを計れるようにと始めた賞でもある。抵抗なく自分の作品を応募していけるようになることで、県外や海外の賞にもどんどん応募してみてもらいたい。県内のクリエーターが一丸となって良いデザインを生むことで、社会に貢献していくことができれば」(正岡さん)とも。
開館時間は9時40分~18時。最終日は16時まで審査を行う。問い合わせは同会事務局(info@adocreators-ehime.jp)まで。