松山・大街道商店街（松山市大街道）で11月1日、「EST普及推進事業in MATSUYAMA 自転車で行こう2」が行われる。主催はNPO法人「まちづくり支援えひめ」（衣山5）。

　同イベントは、環境省が取り組む、自動車に過度に依存しない事業活動や生活様式への変革、環境に対する負荷の少ない都市構造の創出などを考える「EST（環境的持続可能な交通）普及推進事業」の一環として、松山市の協力を得て実施するもの。今回が2回目の試み。

　当日は、｢トーキョーバイク｣（東京都台東区）代表の金井一郎さんを招き、東京の街を走るのに合う自転車を提案する立場から、地域や走るシーンによって違う自転車の位置付けや活用方法について考え、松山の街と自転車についてトークセッションを行う。

　「自転車で走るスピードだからこそ気付くことができる街の魅力というものがあると思い、しまなみ地域からこの取り組みを始めたのがきっかけ。自転車＝おじさんというイメージを持つ人がまだ多いかもしれないが、最近はファッションの一部としてや、オシャレなライフスタイルとして、生活の中での自転車の価値が向上している。よく走り、かわいい一面も持つ自転車の魅力を、今回のイベントを通して、特に若い女性に興味を持ってもらえるとうれしい」と同法人の稲田里香さん。

　「松山では、放置自転車や街中の自転車通行禁止区域での走行、二人乗りや傘さし運転などの問題がなかなか減らず、自転車が悪者になりつつある。平坦で気候もいい松山は、自転車での活動に適しているのに残念。この機会に自転車の魅力に気付くとともに、住みやすい街についても考えるきっかけにしてほしい」（稲田さん）とも。

　併せて、トーキョーバイクを実際に体感できるコーナーを設けたり、「カワイくってカッコいい」をテーマに自転車ファッションを紹介したりするほか、移動カフェ「おでカフェ」も出店予定。前日の10月31日には重信川サイクリングも行う予定で、こちらは申し込みが必要となる。

　開催時間は10時～16時。問い合わせは同法人（TEL 089-924-2226）まで。