愛媛大学(松山市文京町)構内に11月14日、「愛大ミュージアム」がオープンした。
同館は開学60周年を記念し開設した博物館で、展示というメディアを通じて学術研究の公開・発信を行う。館内には、「驚きや発見をもたらす空間は新しい出会いや感動を生み出す」をテーマに、4つの常設展示ゾーンを設ける。
ゾーン構成は、岩石・鉱物、古生物、地球深部、宇宙進化をテーマにした「『進化する宇宙と地球』ゾーン」、愛媛の歴史、愛媛大学の歴史をテーマにした「愛媛大学と愛媛の歴史ゾーン」、昆虫、環境科学、生命科学工学をテーマにした「生命の多様性ゾーン」、文京遺跡、古代鉄文化を取り上げる「人間の営みゾーン」。
展示は、国内有数の昆虫標本コレクションなどの実物資料をはじめ、科学の法則・科学技術を理解するための模型、パネル、映像を中心に、科学的世界などに関したメッセージや関連情報などで構成する。
「愛媛大学の学術研究活動に本格的な興味・関心をもっていただくために、楽しくおもしろく学べる空間作りを目指している」と同大学担当者。
2010年5月29日~7月25日には、特別展示として「恐竜と化石展-アロサウルスがやってきた」(仮称)を開催する。ほかにも毎年、夏の「昆虫展」や秋の「あいだい博」などの企画展も予定。
また、同ミュージアム内にはベンチやテーブルを備え、落ち着いた時間を過ごしてもらうためのミュージアムガーデンやカフェもある。
開館時間は10時~16時30分(入館は16時まで)。火曜休館。入館料は無料。