愛媛県美術館で企画展「ル・コルビュジエ展」-関連イベントも多彩に

ル・コルビュジエの代表作品

ル・コルビュジエの代表作品

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 愛媛県美術館(松山市堀之内、TEL 089-921-6613)で5月29日から、企画展「ル・コルビュジエ展~「輝く都市」から「健康都市」を展望する~」が開催される。

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 同展は、生涯にわたり建築や家具デザイン、絵画、彫刻、都市計画など、幅広い分野で才能を発揮し「近代建築の3大巨匠の一人」として称されるル・コルビュジエの作品を、「健康都市」のテーマのもとに総合芸術としてとらえ、その足跡をたどり紹介するとともに、その考えを引き継いだ愛媛のモダニズム建築も紹介する。四国では初めての開催。

 「代表作『サヴォア邸』や最高傑作といわれる『ロンシャンの礼拝堂』に関するコーナーがおすすめ」と同館専門学芸員の梶岡さん。「コルビュジエ建築の考え方を学ぶときりがないほど深いが、見た後はきっと愛媛の街の建物に対する見方が変わると思う。現在世界遺産に登録を申請中でもあるコルビュジエの作品を堪能してもらえれば」とも。

 期間中、多彩な関連イベントも開催。ル・コルビュジエの作品解説を行うギャラリートーク(5月29日、6月12日・26日の11時~・14時~)、東京大学名誉教授で建築史家の鈴木博之さんらを松山大学(文京町)に招いて開く記念講演やパネルディスカッション(今月30日13時~17時)のほか、6月20日9時より、同館から道後温泉まで各建築物を巡る「まつやま健康都市ウォーキング」を行う。

 さらに、コルビュジエが展開したモデュロール(コルビュジエが人体の寸法と黄金比から作った建造物の基準寸法の数列)をカップマルタン休暇小屋のレプリカ製作を通して、設計者自らそれぞれの人体的尺度を見直す機会を得るワークショップなども予定。

 開館時間は9時40分~18時。月曜休館。観覧料は、前売り券=大人1,000円・高大生600円・小中生300円、当日券=大人1,200円・高大生800円・小中生500円。7月11日まで。

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