松山に昨年12月22日、本格エスプレッソとコーヒーの店「miima(ミ-マ)」(松山市千舟町5、TEL 089-931-2031)がオープンした。
店舗面積は5.6坪。店内は一枚板のカウンターに、間接照明の落ち着いた空間が特徴。席数は、カウンターとテーブル席を合わせ10席。
店長の三間昌敏さんは、大学時代のアルバイトでバリスタの仕事に魅せられ、2005年には「ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ」で入賞、約5年を経て念願のオープンにこぎ着けた。
島根・松江から取り寄せているというこだわりの豆は、客の注文を聞いてから専用のグラインダーでひく。豆の味が温度や湿度で日々変わるため、状態に合わせて豆の粗さも変える。ひいた粉は、すき間のないよう水平にタンパーで押し固め、エスプレッソマシンで丁寧に抽出していく。
看板メニューのエスプレッソは、ソロ(380円)、ソロの倍量のドッピオ(450円)、ソロと同量のフォームドミルクを入れたマッキャート(500円)など。「濃厚なビターチョコを思わせるようなテイスト」と話す三間さん。愛用のイタリア製ラ・マルゾッコのエスプレッソマシンを自在に操り、鮮度、香り、クレマ(泡の層)の色などを見ながら客に提供する。
まろやかなミルクの甘さが味わえるカプチーノ(580円)は、店長がラテアートを施し、「女性客を中心に人気」(同)。
ほかにも、ドリンクと合わせて注文できるドルチェやパニーニなどもバラエティーに富む。ランチセットは、パニーニハーフサイズ、サラダ、ドルチェ、ドリンクで850円。テークアウトは、カフェラテ(小=360円~)、カフェモカ(小=420円~)などを用意する。
「エスプレッソの文化を、松山にもっと浸透させたい。幅広い年代層の方に、気軽に立ち寄ってほしい」と三間さんは意欲をみせる。
営業時間は11時~21時。火曜定休。