砥部焼伝統産業会館(伊予郡砥部町、TEL 089-962-2456)で1月1日より「砥部焼伝統工芸士会展2011」が開かれ、砥部焼伝統工芸士18人による作品30点が展示販売される。
砥部焼伝統工芸士は、伝統的工芸品として経済産業大臣より指定を受ける砥部焼を製造している技術者の中から、高度の技術を持っているとして伝統的工芸品産業振興協会より認定を受けた者のこと。
同展は毎年2回、1月と8月に開かれるもので、昨年の期間中は県内外から約1,000人が来館した。同16日には伝統工芸士によるろくろ実演も予定。職人の実演を間近で見ることができる。
同会館の濱田由紀さんは「砥部焼職人のなかでも高い技術を持った一流の職人の実演を見ることができるのはめったにない機会。昨年は利用客からの質問に答えたり、簡単なリクエストに応じたりもしていた。見るだけではなく職人とのやりとりも楽しんでもらえれば」と話す。
「砥部焼も最近は高級なものばかりではなく、日常でも使える手ごろな生活食器が多くなってきている。ぜひ触れてみて生活に取り入れる機会にしてもらえれば」とも。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=300円、学生=200円、小人=100円。