大学生経営の雑貨店にソーラーパネル-無料で携帯充電サービス

自作ソーラーパネルで携帯電話2台の充電が可能

自作ソーラーパネルで携帯電話2台の充電が可能

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 松山の大学生が経営する雑貨店「田舎っふぇ」(松山市湊町4、TEL 089-934-7757)に4月19日、自作ソーラーパネルが設置された。

自作ソーラーパネル充電スタンド

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 同店は地域貢献活動を中心に行う大学生サークル「四合和世project『E-toko!(えぇとこ!)』」に所属する山下愛奈さんが2月に開業した。

 同サークルを支援するのは「プレスオールターナティブ」(東京都目黒区)。同社は島根の旅館や山口・佐賀の営農団体など同店を含む起業家で結成した「地域維新グループ」などの全国の若い起業家を支援している。東日本大震災後は、同グループに属す岩手県洋野町の津波による被害を受けた女性起業家のレストラン復興支援や物資運搬などを行ってきた。

 同グループによる支援活動で現地に行った人から、携帯電話の充電がなくなり地震情報や安否確認がとれなかったことを聞いた山下さん。「四国で地震が起こり停電になった場合どうするか」をサークルメンバーで話し合った結果、携帯電話充電用のソーラーパネル設置を発案した。ソーラーパネルは同グループ内のソーラーパネル製造を手掛ける起業家の力を借り、バッテリーなどはホームセンターで買いそろえた。携帯2台分の充電が可能で、同店では無料で充電できる。今後はキット販売も考えていくという。

 山下さんは「5月からカフェを設ける予定なので、お茶を飲んでいる間に充電もできるようになる」と話す。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。

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