温泉施設「東道後のそらともり」内のギャラリーで二人展-「痕跡」テーマに

宮崎和香さんの立体作品

宮崎和香さんの立体作品

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 松山の複合温泉施設「東道後のそらともり」(松山市南久米町3、TEL 089-970-1026)内にあるギャラリー「sosora(そそら)」で現在、「痕跡~二人のマクロコスモス~」が開催されている。

ワタナベケンイチさんの平面作品

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 同展は、河原デザイン・アート専門学校(二番町1)教務主任で平面作家のワタナベケンイチさんと立体造形作家の宮崎和香さんによる二人展。ワタナベさんが10年行きつけていた画材店に勤めている宮崎さんと知り合ったのをきっかけに、昨年6月ごろから同展開催に向け企画してきた。

 会場には、ワタナベさんの平面作品4点、宮崎さんの立体作品3点を展示。「時間」「空間」など数あるテーマ候補の中から何かの痕跡が残せるような作品展にしたいという思いからから「痕跡」と名付け、そのコンセプトを基に1年かけて作品を制作した。

 「コンセプトだけではなく、ギャラリーの雰囲気や照明にも合うような作品にした」と宮崎さん。宮崎さんは「命あるものには命を感じ、命なきものにも命を宿すこと」を基本精神として制作している。「『痕跡』というテーマの下、今までに山や海で出会った素材を使って表現した。」宮崎さんの作品は「海の痕跡」を表現した「引き潮」、「大地の痕跡」を表現した「浸潤」、「巣立ちの痕跡」を表現した「帰行」の3点。

 「3年前から年1回個展を開いているが、グループ展は久しぶり。作品展で成果を残すことで、教師という立場上、学生の刺激になれば」とワタナベさん。

 営業時間は10時~24時(金曜・土曜・祝前日は翌2時まで)。入場無料。今月30日まで。

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