松山の定食店「太養軒」が復活-新聞で閉店知り新たな経営者が名乗り

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 松山の老舗定食店「太養軒」(松山市道後一万)が11月4日、リニューアルオープンした。

店内の様子

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 店舗面積は約18坪で、席数は46席。30年ほど前に洋食店としてオープンした同店。低価格でボリュームがあり、社会人や学生、地元の人に親しまれていた。数年前、創業者の井上さんの息子が引き継ぎ中華料理店として経営していたが、今年5月に体調を崩し経営が困難となったため、周囲に惜しまれながら閉店した。

 同店を引き継ぎ3代目となった西峰さんは、地元の新聞で同店の閉店と同時に経営者を募集していることを知り、名乗り出たという。西峰さんは「学生時代、定食屋が大好きだった。今の松山には安くてボリュームのある定食屋が少ない。大学も近くあるのでもっと気軽に利用できる店があってもいいと思った」と話す。今は近くに住む初代の井上さんに仕込みなどを教えてもらいながら調理しているという。

 価格帯は400円~530円。定番メニューの「ガッツ定食」(500円)はレシピを譲り受け、初代からの味を引き継ぐ。同メニューは、野菜炒めに豚バラ肉を載せ、オリジナルのタレをかけて食べる。そのほか、大サイズのカレーに卵の黄身とカツを載せた「ジャンボカツカレー」(530円)、オリジナルデミグラスソースを使った「オムライス」(450円)など。

 「お客さまの声を聞きながら臨機応変に対応していきたい。新しいメニューの開発にも取り組みたい」と西峰さん。

 営業時間は11時~15時、16時~21時。定休日は12月から設ける。

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