松山・持田に11月22日、ワッフル専門店「ワッフル アトリエ moelleux(ムエル)」(松山市持田町1、TEL 089-961-1200)がオープンした。
店舗面積は約25坪。経営は、広島でも18年ワッフル専門店を経営していた河井康徳さん。河井さんの祖母は愛媛出身で、小さいころからなじみのある地域だったという。愛媛にはかんきつ類をはじめとするフルーツや食材が豊富で、より鮮度の高い状態で加工ができることや、ワッフルがあまりメジャーではない愛媛でワッフルを広げたいという思いで出店したという。
同店で提供するワッフルはスポンジケーキのようにやわらかい生地に生クリームやカスタード、フルーツを包みこんでいる。店名の「ムエル」はフランス語で「ふんわりやわらかい」の意味。ワッフルの食感を楽しんでもらい、「食べた人がやわらかい、優しい気持ちになれる」ようにと名付けた。
河井さんは「ワッフルのルーツ、ベルギーでは多くの家庭にワッフルの焼き台があるほど人気がある。まだまだ日本ではショーケースの脇役になっていることが多い。そんなワッフルを主役にし、魅力を引き出すことで多くの人にワッフルを知ってもらいたい」と話す。
ワッフルは常時約20種類をそろえ、四季のイベントに合わせ季節限定のワッフルも用意する。ワッフルに包むクリームはカスタードベースと生クリームベース、月曜のみムースベースを提供する。商品はバニラビーンズを使った「プレーン」、チョコチップを入れた「ショコラ」、アンズの果肉入り「アプリコット」(以上カスタードベース)、生チョコクリームの「ガナッシュ」、練乳生クリームとイチゴ入りの「いちごミルク」、いりごまあんを入れた「黒ごまあん」(以上生クリームベース)など。価格は全て126円。
さまざまな種類のワッフルを詰めた「おまかせワッフル10個入り」(1260円)も販売。フォークを使わなくても、そのままで食べられるよう包装に工夫を施したという。
「ギフトにも対応している。お祝いやお返しなどビジネスユースの事務所向けまで幅広く利用してもらえたら」と河井さん。「今後は、クリスマスやバレンタインデーなどのイベントに対応したワッフルを提供していきたい」とも。
営業時間は10時~19時。