釣島灯台ラジオ実現コンソーシアム(幹事社:南海放送株式会社)は、2024年11月1日(金)に、釣島灯台から「杉作J太郎とリリー・フランキーの『灯台ラジオ』」を生放送いたしました。11月1日は、国が定めた「灯台記念日」。全国一斉にさまざまな取り組みを行い、灯台に目を向ける人を増やしたいとの思いから、日本財団と海上保安庁が定めた「海と灯台ウィーク(11月1日~8日)」の期間に開催しました。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の協力により実施しました。
アーカイブ視聴はこちら:https://radiko.jp/#!/ts/RNB/20241101154000
番組概要
・番組名 杉作J太郎とリリー・フランキーの「灯台ラジオ」
・出演 杉作J太郎(詩人・ラジオDJ・漫画家・映画製作他)
リリー・フランキー(俳優・ラジオDJ・作家・イラストレーター他)
・日時 2024年11月1日(金)15時40分~18時15分
・放送場所 釣島灯台・旧官舎(愛媛県松山市泊町1433)
企画の背景
釣島灯台を訪れるには、1日に2度しか寄港しない定期船に乗船するしか方法がなく、島内には商店や自動販売機がないなど、交通アクセス面と観光インフラ面で大きな課題を抱えています。昨年度、釣島灯台点灯150周年を記念して愛媛県松山市内で開催された「釣島灯台・旧官舎150周年記念シンポジウム」に参加した杉作J太郎さんは、「暗闇を行く船に光を届ける灯台と、人の心に灯りを灯すラジオは似ているところがある。ぜひ釣島灯台からラジオ放送がしてみたいですね」と話し、「灯台ラジオ」を提案してくださいました。「灯台ラジオ」の提案から1年を経て、杉作J太郎さんがご友人でもあるリリー・フランキーさんをスペシャルゲストにお招きし、釣島灯台からのラジオ生放送を実現させました。
「灯台ラジオ」生放送!
放送当日は残念ながら大雨。釣島灯台までたどり着けるのか不安でしたが、皆で力を合わせて放送機材を運び、放送準備は無事完了。約2時間半の生放送が始まりました。放送は終始大爆笑!笑いの中にも、松山海上保安部、松山市教育委員会・文化財課の方に釣島灯台・旧官舎の歴史や魅力を語っていただき、150年間、船の安全のため絶やすことなく光を届けてきたこと、愛媛で大変貴重な様式建築であることなど、釣島灯台の役割や魅力を理解することができました。約2時間半の生放送は大爆笑の中、あっという間に終了しました。杉作さん、リリーさんお2人の魅力で、これまで灯台に興味のなかった方にも広く釣島灯台の魅力が伝わったにちがいありません。
ラジコプレミアムのダブルプランでは放送終了後30日間は聴取可能です!
「灯台ラジオ」は、ラジコプレミアムのダブルプランでは放送終了後30日間聴取が可能です。
釣島灯台についてよくわかり、大爆笑だった「灯台ラジオ」。ぜひお聞きください!
https://radiko.jp/#!/ts/RNB/20241101154000
釣島灯台とは(愛媛県松山市)
愛媛県内では最も古く、国内に現存する灯台の中でも9番目に古い釣島灯台。灯台近くに建設された旧吏員退息所・倉庫等は松山市に引き継がれ、1995年から3年の歳月をかけ同位置にて復元・保存事業が行われ、現在は国の重要文化財に指定されています。
(松山海上保安部提供)
<団体概要>
団体名称:釣島灯台ラジオ実現コンソーシアム
活動内容:釣島灯台の魅力を広く認知してもらうため、国の重要文化財である釣島灯台旧官舎からラジオ放送を行う
海と灯台プロジェクト
人と海は、時間的にも空間的な意味においても「灯台」を境に関わってきました。航路標識として、従来の船舶交通の安全を担うという重要な役割から広がりつつある灯台。その存在意義について考え、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していくプロジェクトです。海と灯台プロジェクトは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、一般社団法人海洋文化創造フォーラムが推進しています。
海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/
海と日本プロジェクト
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/