松山の石手寺(松山市石手2)の境内で8月24日、「真夏の夜のチャリティーコンサート」が開催される。
主催は愛媛大生と松山大生で構成される「まよこん実行委員会」。同実行委員会は東日本大震災への関心のある学生が集まり、6月に結成された。企画・準備に約2カ月かけ、今回のイベントにこぎ着けた。同実行委員会代表の中嶋さんは実際に震災直後の被災地を訪れ、ボランティアを行ったという。
中嶋さんは「震災の発生により当たり前であることのもろさを痛感した。それは自然災害だけではなく、事故や病気で一瞬で奪われてしまうもの。このイベントを通じて当たり前になっているものへのありがたさや大切さを伝えられたら」と話す。
コンサートでは、愛媛で活動するアーティストが演奏や表現を行う。結成12年目を迎える「テルミーズ」は東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」のほかフォークソングを中心とした楽曲を、岩手県出身の愛媛大生・上舘美緒里さんは岩手のご当地ソング「たらりら」を、それぞれ歌う。路上弾き語りを行う愛媛大生やっぴ~さんの演奏のほか、アーティストの海野貴彦さんはライブアートを披露。石手寺でよくコンサートを行うロスコンドルスは尺八など、さまざまな楽器を使った演奏を行う。
コンサートのほか、松山でフリーマーケット「気まぐれ市」を定期的に開催しているE-spaceの協力得て手作り市も予定。手焼きコーヒー、かき氷、和菓子、和雑貨などを販売する。
当日は募金箱を置き、一部を除いて東日本大震災の被災地で活動を続けるNPOに送る。
開催時間は16時~21時30分。入場無料。