松山・一番町に9月11日、シーフードイタリアン「Giroramo（ジローラモ）」（松山市一番町2、TEL 089-931-7779）がオープンした。

客の目の前でゴーダチーズをあぶる演出も。

　店舗面積は約18坪で、席数は36席。店主の田所雅之さんは、市内の飲食店に勤め、イタリアのフィレンツェで半年間修業した。その後、ロサンゼルスや東京の飲食店などで修業を積み、28歳で独立の夢をかなえた。「ロサンゼルスは飲食店だけではなく、さまざまな業種で若い人が出店している熱いスポット。滞在時はいろいろと刺激を受けた」と話す。

　三津出身の田所さんは漁師の友人が多く、三津浜で捕れたタコやイカなどの魚介類を直接仕入れる。港町の雰囲気を強く出すため、店内では漁船のライトをイメージした照明や、網、カモメ、船などのモチーフを飾っている。

　メニューは、「海鮮いか墨パスタ」（1,480円）、「とび魚の卵のペペロンチーノ」（880円）、「本日の鮮魚のカプリ風アクアパッツァ」（魚によって料金が異なる）、パン店と共同開発した「フォカッチャ」など。グランドメニューのほか、「本日の鮮魚」5種類から魚を選んでもらい、客の好みに合わせて調理するサービスも行う。通しはゴーダチーズを客の目の前であぶり、溶けたチーズをバケットで提供する。ランチメニューは、スープ・サラダ付きの「パスタセット」（980円）で、2種類のパスタから選べる。大盛りサイズでも同一料金で提供する。

　「まずは店の知名度をどんどん広げていき、三津浜の地域活性化にもつなげていければ」と田所さん。

　営業時間は、17時30分～翌1時、日曜は17時30分～23時。