砥部焼伝統産業会館(伊予郡砥部町大南、TEL 089-962-6600)で現在、企画展「陶芸塾修了生達の現在(いま)」が開催されている。
陶芸塾とは、「砥部焼の技と伝統を伝承し、新しい陶芸文化を創造できる人材(プロの陶芸家)」を育成することにより砥部焼の文化性・芸術性を高めることを目的に2002年に開講されたもの。2004年からは「砥部焼陶芸塾」として砥部町が引き継ぎ、2006年からは町の委託を受けた砥部焼協同組合が運営している。
同展では、同塾の修了生25人が制作した作品を展示、販売している。
「陶芸塾修了生の作品を展示したのは今回が初めて。砥部焼はこれまで、窯元を開いているところが伝統的に受け継いできたものだったが、7年前から広く一般の受け入れを行うようになった。砥部焼に関心を持つ人の中から、公募で選ばれた受講生が陶芸作家への道を志せるようになった」と同会館の濱田由紀さん。
開館時間は9時~17時。3月1日まで。